仮想通貨の悲劇②:海外口座「YoBit」での自動スワップ事件
以前、仮想通貨の海外(イギリス)取引所「HitBTC」にてノアコインが盗難されたことについてブログに書いた。
記事はこれ↓↓
その際は、自身の無知さ、そして各取引所及び暗号通貨自体のセキュリティ問題、そしてHitBTCの対応についての疑問について書いた。
今回は、海外取引所「YoBit」にて生じた事案について書きたい。
まず、YoBitについてはわかりやすくまとめてあるページがあるのでご参考までに。
どう記事にもあるように、取引できるコインの数が非常に潤沢であることと、取引だけではなくDICEと呼ばれるギャンブルゲーム機能(約半分の確率で掛け金が倍もしくはゼロになるゲーム)があるなど、非常にユニークな取引所です。
ただし、日本語対応していなかったり、UIがスマホ最適化されておらず非常に使いにくかったり、あとは運営元が不明ということでどこまで信頼できるかという少し問題もある玄人向けの取引所でもあります。
今回は、HitBTCの一件があってからノアコイン(NOAH)をYoBitにて書い直した際に起きた事件の話です。
まず、2019年の6月くらいに国内の取引所「Zaif」にてイーサリアムを入手し、YoBitへ送金しました。
そしてYoBitにてノアコインを入手しました。
ここまでは一緒。
その後、またノアコインの価格が上がるのを待って取引所にコインを置いていた。
(この時期には2段階認証が主流になっていた。 ※YoBitも第1認証にGoogle Authenticatorを採用)
その後は、Cryptofolioという仮想通貨管理アプリにて価格動向を毎日チェックしていた。
「Cryptofolio(クリプトフォリオ)仮想通貨管理アプリ」をApp Storeで
するとどうだろう、急に価格が高騰し、そのまま変動が止まってしまった。
その時はCryptofolioの情報のキャッチアップが止まったのかなとくらいしか思っていなかった。
その後ずっと価格が動かないので、どうしても気になりYoBitに入ってみたら。
!!!????
またコインがない。
また盗まれたのかと躍起になって履歴などを調べたが、自身以外のアクセス履歴は無いし、何だったら取引履歴もない。
そして、まずノアコインが取引できなくなっていたことが分かった。
一つづつ理解し、何らか取り出す方法があるのだろうと思い至り調べたがどこにもない。
メールも来ていなかったので、そこでYoBitのTwitterを確認した。
そしたら、信じられないツイートが。
Alternative Swap for NOAH on 29 Aug from Yobit!
— Yobit.Net (@YobitExchange) 2019年8月26日
(we don't trust current devs, probably they dumped their coin from 10 to 2 sat)
- New Coin Ticker: NAX
- 1 NAX = 10 Old Noah
- Bonus for Yo Holders
- Erc20 Token
- InvestBox: 1% daily.
Deposits for NOAH enabled (limit: 1 mln)
要するに、
「YoBitはノアコインの取り扱いをやめます。NAXという独自のコインに期日が来たら交換しますので、それまでにどうにかしてください。」
とのこと。
ちなみに言わずもがな、NAXがそんな良いコインな訳がない。
気付いた時には売りきられ、ノアコインの20分の1以下のゴミクズになっていた。
ちょうどノアコインのプロジェクトに動きがあってノアアークにチェンジするタイミングを見逃しており、注意を払って管理しておくべきだったのだが、まさかTwitterで告知され忠実に実行されるとは思ってもみなかった。
これも問い合わせと抗議をまた英語で送ったが、運営側より返信はない。
Twitterでも、海外の方々が怒りのリツイートを爆発させているが、リプライもなさそうだった。
つまりは、またやってしまった。
中にはきちんと運用できている人も存在するので、根底の部分をきちんと理解し、常に最新の情報をキャッチアップするべきだったのだが、中長期保持をするもんだと勝手に捉えていた自分にはもうどうしようもなかった。
そしてまたこの泣き寝入りするしかない、この運営サイドの潔い対応。
これも日本にはないカルチャーだと思うが、相変わらず涙も出ない。
やはり、きちんと理解して投資すること、正しい管理方法を理解することが大事だが、それってなかなか難しい。
できないなら国内の信頼できるサービスを利用するのがやっぱり良い。
にしても、高すぎるぞ!勉強代!!
続く。